激しい小売り戦争の舞台 川越市新宿町 ヤオコーVSベルク+いなげや
川越駅西口エリアは物価が安い理由 ベルクとヤオコーの戦争
ヤオコーVSベルク。
共に埼玉県の東証1部上場企業です。
熾烈な競争で有名ですが、特にヤオコーの本社がある川越市の、西口エリア
は、お互い譲れない闘いの場所です。
闘いは戦争であり、戦争は死人が出るものであり、互いに傷つくのです。
黄色いチラシは、「特別販促費」が入っている証拠。
通常のカラーチラシ以外に、闘いの武器に彼らが使う「特売チラシ」です。
彼らがバチバチやるせいで、僕の大好きな川越市新宿町(自宅は2丁目・会社は4丁目)周辺
では、ヤオコーが3店舗【川越新宿・ウニクス川越・今福】ベルクが2店舗【南大塚(中台)・川越新宿町】
いなげやが3店舗【川越旭町・ブルーミングブルーミーPEPE(本川越駅)・川越新河岸】
もあり、これにアトレ地下、東武ストア(川越マイン・新河岸駅前)、BIG・A(川越新宿)が
加わり、凄い激戦!
そりゃ、物価が安いわけです。
ただでさえ世界と比べ良いものが安い日本、更に競争激戦=物価が安くなります。
私は元々、ヤオコー贔屓でしたが、最近はそうではありません。
ヤオコーも行きますが、ベルク、マイン、アトレ、丸広地下。
この辺りで買い物しています。
ベルク・ヤオコー・いなげや・東武ストアと、全て株主でもあったころもあり、
昔からこれら企業の研究をしていますが、最近特徴が乏しくなってきました。
特に没個性+価格競争に参入しない「いなげや」の業績が落ちていますね。
僕は全ての小売り株式は手放しました。
あまりここからの成長を感じないからと、下請けいじめが酷いと聞いたからです。
ネットでどんどん買うのもがスマホの普及で更に増え続けていく今日、
なかなかこのカテゴリーの継続的な成長は難しいでしょう。
ヤオコを追いつき追い越せ、ともに凄い成長・株価上昇を遂げてきたベルク。すげぇ!
共に凄いですよ、この成長性は称賛に値します。 東日本大震災の頃と比べ、ピークは株価8倍ですよ。
千円台常連「いなげや」や数百円常連の東武ストア、最後2桁の株価かつての「まるや」のように、
そもそもスーパーの株は本来、そんなに高く無いのです。
テンバーガー(10倍)まではいかないけど、そこまでスーパーで株価が騰がる銘柄は珍しい
僕はヤオコーの将来性を凄く買っていました、2008年です。
あれから11年、これからは彼らも大変だと思います。
そしてその成長の陰で泣かされてきた食品メーカーや卸の話も耳にしました。
あの天下のセブンアンドアイのバイヤーの方がきついイメージでしたが、
「はるかにヤオコーのバイヤーの方が厳しい」
「奴らの通った後はペンペン草も生えない」=安く買いたたかれて儲からない
だそうです。
あまり人を泣かせて自分が儲けるという企業は必ず東電みたいにしっぺ返しを
喰らいますので、僕は彼らの行く末が心配でなりません。
急成長してきた彼ら(ヤオ・ベル)が店舗を減らし始める時、
日本はかなりの急角度で更に停滞していくような気がして心配です。
人には優しく。ありたいですよね。
安くて喜ぶ消費者の裏に、泣かされている納豆生産者や農家が居たらそれは
良くないと思います。
近江商人三方良し(売り手良し 買い手良し 世間良し)
これしか、今も昔も永く企業が安泰でいられる商売の掟は無いのだと私は信じています。
人と競わない、戦わない経営が私のモットーです。
今日もきづな住宅は住まいのサービスを通じ、街の笑顔、家族の笑顔、子供の笑顔を
増やす活動を真剣に真面目に考え、行動しております。
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